「ぼくらのむしとり」で、あそび島の絵本に触れ、
子どもの、特に男の子の気持ちに沿った絵本だなぁと思ったので、他の絵本を読んでみたくて、
保育園の絵本貸出で借りてきました。
けんかのルールが、明確でわかりやすくて、共感しました。
けんかは、素手でやる。1対1でやる。
どちらかがやめたくなったらやめる。
男の子って、けんかすることでもっと仲良くなるってのが、顕著な気がします。
ドラゴンボールとかでも、ありましたよね?
殴り合って殴り合って、最後にだんだん笑えてきて・・・みたいなの(笑)
違うか?
こうたとたいは、仲いいんだけど、いや、仲がいいからこそ、
ふとした時にけんかになっちゃう。
こうたは「終わりにする!」と宣言して、先に「ごめんな!」と言う・・・すごくオトナだなぁ、と思ったけど、
たいの中ではまだ「けんかのきもち」は終わってない。
なんでだよ! なんで謝るんだよ!
たいの心の叫びが、痛々しいけど、わかる。
いっぱい泣いて、お腹いっぱいおやつ(なぜか餃子・・・笑)を食べたら
涙は止まって、けんかの気持ちも終わった。
これも、わかるなぁ。
お腹が減ってると、怒りっぽくなるしね。
最後に「こんどは きっと ぼくがかつ」と言うたいの決意に満ちた表情に
男の子の強さを感じました。
こんな、本気のぶつかり合いを経て、大人になった人は
人の痛みのわかる人になれると思います。