もうずーっと前に買ってあったのに、読みそびれていた絵本。何か特別なときに・・・なんて思っていたら、子どもはいつのまにか大きくなってしまっていました! なので、せっかくの素晴らしい作品なのに、今からでも喜んでくれるかなあ?と、心配していたのですが、ここ半年くらいの間に読んだ絵本の中でも、「子どもの反応がよかった本」のベスト5に入るくらい、久々に、絵本の楽しさを子どもといっしょに味わった1冊でした。
最初に「かくれんぼう」を見つけたときには、森のおばけかと思って、一瞬、私の後ろに隠れはしたものの、「あっ、目があるよ。これは顔なんだ! ほら、お鼻とお口もある。あっ、手もあるよ! もう1つの手はどこかなあ?」と、大興奮!
そして、けいこのように両足を開いて立ち、足の間から逆さまにのぞいて見ると、「ほんとだ、見える、見える!」と、再び大喜びで、「今度は、ママがやってみて!」・・・2,3歳の頃の読み聞かせタイムは、いつもこんな感じだったよね。なんだか懐かしいなぁ。
もうこの年齢になると、隠し絵のおもしろさもよく理解していて、けいこが見つける前に、次々と森の中に隠れている動物たちを探し当てていました。見つからなかった動物は、また前のページに戻って、1つ1つ確認。
けいこが隠れる番になって、今度は探す側でなく、隠れるほうのドキドキ感も味わうことができました。
「めっきらもっきら・・・」と「ラッセの庭で」を合わせたような、ファンタジーと自然が溶け合った絵本で、絵もお話も、とっても素敵です。読み終わったあとは、「ねえ、ママ、かくれんぼしよう!」と誘われました。