五助じいさんのキツネ」 白井音子さんの声

五助じいさんのキツネ 作・絵:馬場 のぼる
出版社:こぐま社 こぐま社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1979年
ISBN:9784772100632
評価スコア 4.81
評価ランキング 297
みんなの声 総数 25
  • この絵本のレビューを書く
  • あの頃の花が

    5匹のキツネたちは
    どんな人間に化けたかったかといえば
    県庁のお役人さん。
    けれどコンコンがなりたかった人間は
    もしかしたら五助じいさんだったのかな?
    毎日「タポンタポン」を聞きながら
    じいさんの後をついていったコンコンの目の前には
    いつもいつも水筒代わりの湯たんぽがあったから
    湯たんぽが五助じいさんそのものに思えたのかな?
    おかげでご隠居さまのひざでコンコンもぬくぬく。
    じいさんもいい心持ちになれて、めでたしめでたし。

    さて、このお話、頁を繰るごとに郷愁が漂います。
    ストーリーも昔話風な素朴さとあたたかみにあふれているのですが
    描かれている草花が
    私が子供の頃、道端や社宅のどこの家の庭にも咲いていた花ばかり。
    小屋の前に咲くのは、ぎぼうしかな?紫蘭かな?
    切り株の前には丘虎の尾。
    我が家の隣の空き地には一面月見草が咲いていたし、
    お地蔵さんの周りのイヌタデや
    掲示板の足元のアザミ。
    ご隠居さまの家には鶏頭や立葵、松葉牡丹。
    おしゃれな片仮名の名前の花じゃなく
    植えるともなく咲いていた花たち。
    なんとも懐かしくあったかい。
    コンコンの湯たんぽのほっかほかも
    こんな感じだったのかな?

    投稿日:2021/08/26

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「五助じいさんのキツネ」のみんなの声を見る

「五助じいさんのキツネ」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / はらぺこあおむし / おつきさまこんばんは / ぐりとぐら / じゃあじゃあびりびり / だるまさんが / からすのパンやさん

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



年齢別で絵本を探す いくつのえほん

みんなの声(25人)

絵本の評価(4.81)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット