4月下旬〜5月には必ず読みたくなる本です。ヨモギ・菖蒲と端午の節句をこどもたちに伝えたいからです。読み終わると必ず草餅のなかのヨモギのこと、菖蒲湯のことをママたちにも話します。日本の風習をお話と一緒にしっかり伝えたいと思います。
もちろんそれだけでなく、女房が蔵の米をぴつっぴつっとにぎりめしにして頭のてっぺんの口にぽいぽい投げていくのを、梁の上で見ている男と同じように息を殺して見つめたり、ヨモギのしるで消えていくやまんばをほっとする気持ちでながめたり・・10分足らずの大冒険を是非一度は味わってほしいです。
幼稚園の年少さんでも、すぐにお話すべての意味はわからないかもしれません。でも、毎年同じ時期に読んでいくうちに少しずつ理解していくようです。