2歳から保育園に入って集団生活を送っていたので、「みんな仲良くしよう!」というメッセージは伝わってくれたみたいですが、少し与えるタイミングが早かったようで、いまいち「けらい」の意味が理解できていない様子。
「どんな意味?」と聞かれても、説明する方も結構難しいですね。深く考えたことがなかったので、子供に分かりやすく教えるにはどうしたらいいか、考えさせられました。
自分の子供時代を思い返してみると、やはり親分肌の子がいて、それにみんなが「いやだなぁ」と思いつつ従っていたり、誰か勇気のある子がたろうのようにきっぱりと言い返したり、この絵本の中で起こるような出来事は、確かにあったなぁ…。
子供社会でも、大人社会でも、基本的に人と人とは平等だ、という大切なことを教えてくれる良い絵本だと思います。
ただ、繰り返しが多く、「おおきなかぶ」などの繰り返し物は好きな息子でも、少し飽き気味だったので評価は☆3つです。
もう少し成長すれば楽しめるかもしれないので、可能性を残した☆3つ、という意味です。