いつごろからでしょうか。子どもが悩んでいる時、大人が「ああしたら?」「こうしたら?」と具体的な答えを言うようになったのは。最近は子どもが悩む前に口を出す大人の方さえいます。どこからか長いしっぽを探してきて、ミックに「それをつけなさい」なんて言うような大人が。
結果、「どうしたいの?」と聞いても、自分がどうしたらいいかわからない子や、大人が答えを言ってくれるのを待つ子が増えているな、と感じます。
フィードフォワード、初めて知りました。絵本だから子どもに伝えやすいですね。幼い頃から自分に「どうしたいの?」と問いかける習慣を身につければ、他人に振り回されにくくなっていくでしょうね。
同時に、大人が子どもと一緒にこの絵本を読んで、子どもにどう関わればいいかを学ぶといいなと思いました。
むしろ子ども以上に、今の大人自身の心に響く絵本かもしれません。