大人向けの読み聞かせの会で読んでいただきました。
実は、お恥ずかしながらこの歳になるまで、作者の小泉八雲や「耳なし芳一」のことを知らずにきてしまいました。
タイトルは聞いたことあるけど、どのようなお話なのだろうと軽い気持ちで聞き始めましたが、耳から入る描写の言葉の数々だけでなく、目に入る絵の重厚さ、スリル感あるアングル表現などに、どんどん引き込まれていきました。絵本ならではの臨場感と迫力があります。
語彙も難しめで文章も長いので小さいお子さんには向かないと思いますが、高学年から大人まで楽しめる本だと思います。お子さんが読む場合は、まずは源平の戦いのことから知っているともっと良いかもしれないですね。