男の子たちの寄宿学校、ギムナジウムのクリスマス前からクリスマスまでのお話です。
純粋で、エネルギーにあふれ、時にはどうしようもなく、時には繊細で壊れやすい少年たち。
そして、その少年たちが慕う二人の素晴らしい人生の先輩である、
正義さんと禁煙さん。
物語は、ケストナーが万年雪の見える場所に出かけて、このクリスマスのお話を書き始めるところから始まっていて、
あとがきでは、物語の主人公の一人と出会ってその後のみんなの様子を聞くと言う楽しい設定で終わっています。
子どもの時から、エーリッヒ・ケストナーが好きだったのですが、今読み返しても、やっぱり良いです。