絵本を開いて思いました。“あっ!この絵本!”初版は1979年。私が生まれた翌年に発売された絵本です。道理で見覚えがある絵本でした。”お誕生日には貴方の形のケーキを焼きます”とは素晴らしい発想だと思いました。子供のころから食べ物が登場する絵本は大好きでこの絵本をアイデアにしてクラスの男の子が野球が大好きだったのでバレンタインにボールの形のチョコレートケーキを作った記憶が鮮明にあります。そのくらいこの絵本は子供の頃の私にとってかけがえのない絵本でした。これ程の年月がたっても色あせない絵本は素晴らしいと思いました。主人公の素敵な所は作ったケーキを皆に見えるようにショウケースに入れるところです。このことによって皆に今日は誰の誕生日なのかを知らせる掲示板の様な役目を担っているのだと思いました。誰でも自分の誕生日は嬉しいものだし誰かに一緒に祝ってもらえたらそれこそ素晴らしい思い出に残る日になるのだと思いました。森の住人から主人公に向けてのケーキのプレゼントは本当に心がこもっていて私だったら泣いてしまうかもしれません。ここまで皆に愛されている主人公は幸せだと思いました。主人公の律義さも大好きでケーキに”おめでとう”と書くのではなく”ありがとう”と書くところが感謝の気持ちがこもっていて素敵出した。頭を下げてお辞儀をしているポーズも威張らずに頭が低くこの性格こそが皆に好かれる理由だと思いました。こんな素敵なケーキを作るケーキ屋さんに私の誕生日のお祝いもお願いしたいです。本当に夢の溢れる心が優しくなれる素晴らしい絵本です。大好きです。