『スーホと白い馬』で有名な、モンゴルの楽器、馬頭琴。
その誕生にまつわる別のエピソード。
小2教科書で『スーホと白い馬』を学習した時に、
参考として紹介してあげたいと思いました。
モンゴル人による再話、といったところでしょうか。
絵も独特の雰囲気です。
ナムジル青年は、兵士として出かけた地で、グンジドという娘と仲良くなります。
別れる時、グンジドから贈られたのが、黒馬ジョノン・ハル。
ところが、ナムジル青年が好きな別の娘の嫉妬で魔法の翼を切られたジョノン・ハルは息絶えます。
かなり生々しい展開です。
それだけに、馬頭琴の寂しげな音色が聞こえてくるようです。
細部まで描かれたモンゴルの人々の様子もしっかりと感じ取ってほしいです。