私が20年くらい前から好きな児童作家の1人、柏葉さんの新作です!!
前作「魔女のモティ」の続編でした。
主人公のキーちゃん(落ちこぼれ魔女モティーの人間の養女)が小学5年生なので、小学校高学年くらいがお薦めでしょうか?
読み語りが慣れているお子さんなら、寝入りばなに読んであげるのも素敵です。でも、自分で1人読みしてもそれはそれで楽しい物語です。
「とねりこ屋のコラル」なる者を探しに行ったっきり、モティーが行方不明になり、ピエロの義父ニドジと、キーちゃんはモティーを探しに出かけ…。
出だしから、キーちゃんとほうきのやり取りに結構笑えます。ニドジは相変わらず、どこかとぼけた感じだし。
佐竹美保さんのイラストが、またすごく良かったです。
後半は少ししんみりとしてしまいますが、じっくり読んであげたいお話です。
もしこの本や「魔女モティ」を手にして面白いと思われた方は、柏葉さんはたくさんの素敵な物語を書かれているので、ぜひ、別の作品も手に取ってみてくださいね。