誰かの上に立つことって、気持ちいいと思える人と、気が重いと思う人に分かれますよね。
このお話に出てくるオオカミは後者。
ふとした偶然から周りのオオカミたちにボス呼ばわりされ、きづくと1000ほどのオオカミのおうさまに。
これじゃあ気楽な毎日をおくれませんよね。
そう思ったオオカミは、その立場をうまく利用した面白いアイデアを思いつきます。
恥ずかしい失態が偶然を呼ぶ展開は面白いです。
そして、勘違いから他のオオカミがついてくる場面、噂が広まり仲間がどんどん増える場面も、何だか本当に人間社会でもありそうで笑えます。
このオオカミにとっては本当に気の毒な話なんですけどね。