ひとりが一番気楽でいいと思っているオオカミさん。でもちょっぴりドジ、そのくせ、格好を気にするオオカミさんでした。ある日、ひょんなことから、崖から落ちてしまったのですが、それを見たたくさんのオオカミたちが、「かっこいい〜!」と勘違いをしてしたってきたから、さあたいへん!
はじめは、30ぴきくらいだったのに、次の日はなんと1000びき…ひとりがいいと思っているので、たまったものではありません。
田島征三さんの描くオオカミ、なんかとても怖い存在を忘れてしまいそうです。たくさんのオオカミが、山じゅうにはびこっているところなんて、驚きとしかいいようがありません。
お話の展開もユニークですが、そのお話をうまく盛り上げている絵、このコンビは最高です。