月がとてもきれいに見えるとき、時々ベッドに入ってからしばらく夜空を眺めていることがあります。
時間に追われることもなく、きれいな月をボーッと眺めていると、自然と穏やかな気持ちになれるのです。
この絵本にでてくる女の子は、なかなか寝付けない夜、布団を持ってそっと部屋を出て屋上へと向かいます。
そこで横になると、夜の世界の広がりをしみじみと感じることができるのです。
いつしか女の子は広がる夜空に包まれながら、そっとそっと眠りにつきます。
優しい母にそっと見守られながら。
自分が子供の頃、なかなか眠れずにイライラしてしまったことを思い出しました。
イライラすると逆効果なのに、幼くてそれに気付くこともできなかったのです。
娘が眠れずに困っているときは、こんな風に夜空を眺めて穏やかな時間を過ごしてみようと思います。