バージニア・リー・バートンは大好きで、ほとんどの絵本を読みました。
こちらの絵本も家に置いておきたい。
マイク・マリガンは、スチーム・ショベルを持っていました。
ショベルの名前は、メアリ・アン。
マイクは、メアリのことをとても自慢に思っていました。
何年も何年も一緒に穴を掘ってきました。
その文章の書き方が、「○○をほったのも、マイクと メアリと、それから、そのとき、いっしょにはたらいた ひとたちでした。」
というところに惹かれました。
自分たちだけでなく、みんなで力を合わせたからこそ、成し得た仕事なんですね。
ところが、そのうち、新式のガソリン・ショベルや電気ショベル、ディーゼル・ショベルが発明されて、スチーム・ショベルの仕事をみんな取り上げてしまいました。
ポッパビルという町で新しい市役所を建てる話を聞き、マイクとメアリは出発します。
100人の人間が1週間かかるくらいの穴を、一日で掘ってみせると。
小さな男の子がやってきて、見ていてくれます。
「おれたちは、だれかがみていてくれると、はやくほれるんだ。」
そのうち町の人たちがたくさんやってきて・・・
バージニア・リー・バートン第二作のこの絵本は、二男のマイケルのために作っただそうです。
(第一作の『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』は長男のために。)
“見ていてくれると頑張れる”
それは母親が子どもを見守ることと通じるのかなぁと思いました。
我が家にもある『ちいさいおうち』にも、メアリ・アンが登場します。
(ちゅうちゅうも走っていますよ。)
乗り物の絵本が大好きな息子は、この長い絵本も熱心に聞いています。
私にとっても、子育ての指南書になりそうです。