この間、岡田淳さんの「プロフェッサーPの研究所」という絵本のような、絵の大きい児童書のような本を中学生の子に読んであげたら、とても気に入っていたので、同じ岡田さんの作品を図書館で探してきました。(子どもはまだ読んでいませんが)
面白かったです。実は私、岡田淳さんの作品って、今まであまり読んだことがなかったのですが、いいですね〜。ファンになりました。
この本の初版は1990年で、出版社が想定している子どもの年齢は小学校中学年からでした。うん。そのくらいからなら楽しく読めると思います。
物語は1人のおじさん「雨森さん」と関わったちょっと不思議な体験を、団地に住んでいる子どもたちのそれぞれが、みんなに聞かせるという内容です。
1人づつの話が1編になっているので、読みやすいです。
中でも個人的に気に入ったお話は第2章の「青みどりのかぎとむぎわらぼうし 一郎のはなし」でした。
ありそうでなさそうな出来事がたくさん出てきます。「夢」だと言ってしまえばそれまでの、たわいもないことですが、1人1人がそういう事件に出会っているので、もし私がこの子たちと同じくらいの年頃だったら、自分にもこんなちょっぴり不思議な出来事が起こらないかな。と願いながってしまいそうです。
下の子も本の表紙を見て、「面白そう〜」と言っていたので、もしかしたら読んでくれるかもと、期待してます。
ちなみにこの本のイラストは伊勢英子さんが描いています。
とっても素敵なイラストなので、伊勢さんの絵が好きなお子さんとかにも薦めたいです。