以前からこの絵本がほしくてたまらなかったのですが、2年前の月刊絵本は入手不可!といわれてあきらめていました。
でも!それを購入することが出来ました。しっかりした児童書専門店では、ときどき月刊誌のバックナンバーが店頭に並ぶことがあります。もう嬉しくて嬉しくてウキウキしています。
昨年、福音館書店の編集者の方に読んでいただいて、電車の音とリズムの楽しさに、今までにない乗り物の絵本だと思いました。実際に読み聞かせるにはまず自分が電車に乗って「真っ白な耳」を傾けなくてはなりません。私は日頃どこへ行くにも自転車を使っているので、遠回りしてもあえて山手線とか西武線に乗ってみようと思います。
読み聞かせはそれからです。すばらしい読み聞かせを経験しているので簡単には読めない!と思い込んでいます。
それにしても、この電車は何線を走っているのでしょうか?
大都会のど真ん中に住んでいる者には、お稲荷さんとか畑とか大きな川などは羨ましいロケーションです。出発した駅は「かざま」とあります。到着した駅にはお相撲さんがいて、電車を待っている人のほとんどは普段の生活をしているように見られます。
読み手の声による音とリズムを楽しみながら、車窓の景色も楽しめる画期的な電車の絵本だと思いました。