さむがりやのサンタとサンタのなつやすみを合わせて合体させたような絵本でした。お茶を火にかけて今年のクリスマスも終わったよという場面が気に入りました。そりを改造して自分で溶接までこなし夏休みを快適なものにしようという心意気は素晴らしいと感じました。フランス料理店でポテトを頼むところがさすがイギリスの作家だなと思いました。その土地や状況に合わせて衣装を替えているあたりがとても御洒落だなと思いました。私が一番好きな場面は屋根の上に座って自家製のお弁当を持参して休憩をとるシーンです。この人がサンタクロースで良かった!と思います。1年通してサンタの生活が垣間見れるのでとても楽しく得した気分になれます。もうすぐクリスマスなのでいい時期に読めたな!と嬉しくなりました。さすがレイモンドさんの絵は味があります。大好きな作家です。