宮沢賢治の、どんぐりと山ねこのお話は他の絵本でも読みました。
徳田さんの絵はリアルさと表情が豊かで アニメを見ているようでした。
くりのきの顔は 本当に大きな口でお話ししていますし、ふえふきの滝も顔のように描かれていて、まるで生きているようです
一郎がブナの木の下の白いきのこの楽隊とお話ししている、きのこの顔が それぞれに、表情があって 楽器をならしています。
楽しい音楽が聞こえてきそうです。
賢治のお話をアニメーションで見ている気分です
片目の男は、へらのような足です。手紙を書いたのもこの男ですが、字が下手なのを気にしていますが一郎はうまくほめたので、にたにた嬉しそう。(山ねこの 馬車別当)
山ねこは 目が本当のネコの目でした パイプでたばこを吹かせている姿がとても似合っている!
どんぐりたちは 誰が一番えらいか裁判しているなんて笑えますね!
しかし どんぐりだけでなく 人間もやりそうな争いだと思いました
山ねこの見事な裁き、「このよのなかで いちばんえらくなくて ばかで めちゃくちゃで てんでなってなくて あたまのつぶれたようなやつが いちばんえらいのだ」(おみごと!)
(一郎がきいたお説教のヒントですが・・・・)
一郎の夢のような本当のような話ですが・・・・
賢治のお話のおもしろさに 徳田さん絵が見事でした!