歯の絵本なのに、歯医者さんでも見た事ない一冊。
賑やかな表紙が気に入ったのか、息子が選んできました。
主役は歯の皆さん。学校に通ってます。
学校で先生と「歯のなりたち」「乳歯について」「歯の役割」「虫歯」「歯の歴史」のお勉強をします。
そう聞くと固い内容なんですが「歯が個性的でかわいい」んです。歯根の形のズボンをはいてますが、色も形も顔もちょっとずつ違う。先生の話を聞かずにコソコソ喋っているのもいる。
お昼の時間には「えーっとね、ケーキ3個とそれからパイも3個ね」なんてカフェテリアで注文。お昼の後、前身をみがきましょうと先生に言われたら「ええ〜〜〜〜やだー、めんどくさーい!」と全員でブーたれてます。
本当に、子供みたいな歯たち。だから、子供も親近感がわくのでしょう。
アメリカの絵本なので、抜けた歯はtooth fairyが持って行きます。そこの説明も息子の今までのイメージと違うみたいでジックリ見ていました。
絵も明るくて、かわいいです。コラージュも使ってあるので、歯が写真でリアルな部分もあり、それもポイント高いです。
歯たちが喋っているのが小さい字で書いてあって、訳せず放ったらかしなのも「何て書いてある?」と子供は気になるし、かわいいです。
内容は、ちゃんとしているのですがカラフルなのと、丸い大きな字体で書いてあるので楽しく読めます。
木坂涼さんの訳した絵本って、面白いのが多いですが、これも期待以上でした。
さっそく注文します。