友人の結婚祝いに祝福の気持ちを込めたメ―ッセージとしてプレゼントを。
その8年前にパートナーを不慮の事故で亡くしてから5年。ようやく社会に復帰するために国家資格を得て就職した先の労働環境は、最大23時間や18時間の勤務が続いた時に「(3か月後の)年末まで持たない」とのメッセージを何度か受け取った。
その都度メールで励まし続け、何とか年末まで持たすことが出来た。その後も励ましを続け、ようやく3月末を迎えた。
その日を契約最終日として彼女は会社側に退職届を出していた。
それから3か月後に入籍の知らせが届いた。寿退職だったのであった。
事故や劣悪な環境での仕事が続いた中で自ら掴んだ幸福への入り口で
あった。
自分を信じてとメッセージを送っていた時の彼女の心への負荷はもう2度と
味わうことがない、新たな幸せに向かって今は互いに励まし合い、歩んでいって欲しいとの気持ちを込めてこの本を贈った。
以降、この本をツールとして北海道から兵庫県まで10の都道府県で140名を超える人にその場で読んでもらったり、紹介をしたりしている。
困難なことに遭遇した時には気持ちを支え、自信を無くした時には人ってこんなにも素晴らしい能力があるのかと忘れかけていたモノを改めて思い起こさせてくれる、そんな心の中にいつまでもしまっておき、いつでもすぐに
取り出して活用をする、そう教えてくれる本でもあります。
常に人との出会いを大切にし、繋がりをいつまでも継続させていくためのバイブルでもあり、自らの手で幸福を掴んでほしいと願い、これからも多くの人に人間の能力の素晴らしさをこの本と共に伝えていこうと思っています。