怪談レストランシリーズ。
この本では「たたり」にまつわる怖い話が集まっています。
面白いと思ったのは「新年の馬小屋」。
新年を迎えると同時に、動物たちがおしゃべりをするというお話です。
1年を振り返って自分たちの飼い主はどうだったか話し合います。
うちでも犬を飼っており、一度でいいからおしゃべりしたいと思ったことが何度もあります。
そんな夢が現実になったようなお話なのですが、ここではこのおしゃべりは人間が聞いてはいけないことになっているのが面白いところです。
「たたり」の怖さがたくさん詰まったこの本。
悪いことをすると後からたたりがあるよ、と悪さを抑止できればいいのですが。どうでしょうか。