ねこが大好きな3歳の娘に読みました。
3歳の娘は、可愛がられていた猫が、
ヒゲを抜かれたり、シッポがちぎれてしまった
痛そうな絵を見て、顔がいがんでいました。
最後はネズミと仲良くなれてよかったという気持ちよりも、
不運つづきの猫が、とってもかわいそう・・・
その印象がすごく強かったみたいです。
3歳の娘にとっては、かわいそうな本だったとの感想でした。
読んでいて、娘よりも大人の私のほうが、心打たれました。
不運続きで、愚痴っぽくなる心に共感したり、
不運続きでも、どこかであたたかく手を差し伸べてくれるものがあり、
前向きに生きた方が良いと思うところに納得したり。
ネズミの純真無垢な心のすばらしさ、
猫が可愛がられた時の思い出をとても大切にしている場面
がとても感動し、涙が出そうになりました。
読んでいて、とても心に残る絵本でした。