学生時代の友人にさだまさしさんの歌が好きな人がいましたが、
この谷川さんの文を読んでいて、ふと、さだまさしさんが曲をつけたら、素敵なんじゃないかな〜と、思ってしまいました。
一つの星の輝きはとても息の長いものです。
長くてもたかだか100年くらいの人間とは違います。
語り手は「ぼく」。中学生くらいでしょうか?
星を見るのが大好きだったおじいちゃんにもらった望遠鏡を見ています(最後のページで)。
この絵本は1ページ進むごとに時が何年か進み、最後に“いま”のぼくを描いているようです。
また、この作品の絵を手掛けてくれているえびなさんは「星」を描くのが得意なようです。ほかにも「星」の絵本などを数冊出していらっしゃっってます。
この作品では、見開きの文章のあるほうには人の影を、その隣のページにその時見ている星が描かれているようです。
1回1回登場するそれらの星々の絵には愛情が感じられました。
とても素敵な作品です。
星がきれいに見える時期にいかがでしょうか?
高学年くらいからお薦めします。