なんだかすごーくまったりとした、不思議な魅力を持っている絵本です。
別にストーリーがあるわけではなく、ひたすらシマウマが「くさをはむ」。
でも何とも面白みがあるんです。味のある絵も素敵です。
娘のお気に入りはくさごっこをしている子どものほっぺたをお母さんがやさしく「はむ」ページ。真似っこしてほっぺをあむってすると「くすぐったーい」と言って喜びます。
私はそのあと「く〜さ〜 く〜さ〜」と親子でくさの歌をうたうのがお気に入り。
たくさんのシマウマがくさをはんでいるページも素敵。くさをはみながら、「かおよせて」いたり「食べられて」いたり。じっくり見ると面白いのです。
仕事をしながら子どもを育てていると、ついついカリカリ、ピリピリ。ああ、やることたくさん、時間がない!と追い立てられるような生活になりがちです。のんびりまったりとした気分にさせてくれるこの絵本、私はかなり気に入りました。