このお話は、国語の教科書に載ったり、児童用のストーリーテリングのテキストにもなっているので、知っている方も多いかもしれません。
(訳者の前書きでこのことを知りました)
実はこの春、中2になった娘も読んだ(1人読み)のですが、「オチがなくて今イチ」と、言われてしまいました。
いや〜、こういう地方に残る昔話に「オチ」はないでしょう。と、私は思うのですが、一応子どもの素直な感想なので、残しておきますね。
アフリカ大陸らしい、壮大な自然が、その地に生きる人々にとって、生活のすべてなんだということが、この昔話から伝わってきました。
ただ、本当に高い山の上で一晩裸でいたら、ちょっと凍傷とかになってしまいそうですよね〜。自分の将来のためとはいえ、なかなか勇気のいる賭けでしたね。
「アルハ」の勇気に乾杯!です。
また、佐野昌子さんのイラストがなかなか個性的で、好みでした。