絵を描くことが大好きな男の子のお話です。
好きこそものの上手なれ、そんな言葉もありますが、夢中になるとどこにでも絵を描いてしまうのはちょっと困ってしまいますよね。
困惑する大人たちがいる中、学校の先生は男の子のことを「えかきのむし」と言います。
変な名前だけど、何だかうれしい気持ちがわいてくる男の子。
どこにでも絵を描いてしまうことをいたずらだと注意するのではなく、逆にほめることを言うような先生。
男の子がエスカレートしていっても、愉快にかわすその姿に、何か大切なことを学んだような気がしました。
男の子の想像力には目を見張ります。
大人になったらどんな絵かきになるのだろう。
将来が楽しみにもなります。
もしかして、この男の子は作者の中川洋典さん自身なのでしょうか。
そんな気がしました。