「ちょっとだけ」の絵本でおなじみの鈴木さんの絵本。
絵のタッチも淡い水彩画のような感じで優しさを感じます。
お父さんと娘が二人でキャンプ?
家族じゃないんだ??
と初めは思いました。
パパに三つ編みして!とお願いして、でもやっぱりいいやとそのままの髪の毛でお出かけしたり。
おにぎりもパパが準備したり。
それを忘れてしまったり。
どうもお母さんの存在がいないことをはじめのほうから少しずつ感じさせる展開です。
お母さんがいない理由は明らかになるかな?そんな疑問を抱きつつページをめくりました。
夜中のシーンでそれが明らかになりました。
お父さん・・娘との時間を大切にして頑張っているんだろうな。
娘も寂しい気持ち、ひとりぼっちにならないかと不安な気持ちを抱きつつ、大好きなお父さんとの生活を楽しんでいるのかな?
この絵本は、子ども向けではなくむしろ大人向けなのかもしれません。
初めはキャンプは我が家も大好きなのでページを開きました。
けれど、少し切なさもあるストーリーでした。
お父さん頑張って!
読み終わったらなぜかエールを送りたい気持ちです。