どこにでもあるような小さな公園の、いちばんすみっこ。小さな扉の向こうにある、しっぽのある住人たちの、ちょっと不思議な世界。そこが、しっぽの国、ビスケッティアランド。そこに、小さな猫のビビビが住んでいました。
そして、ある日、一通のお手紙が届きました。
待ちに待っていた日なのに、いざとなってみると、色んなことを考え、緊張し、心配になる、その気持ちがとても強く伝わってきました。
少し小さめの絵本は、まるでファンタジーの世界。
登場する仲間のねこたちも、なかなか個性的。そして、ありがたい仲間たちにうらやましいくらいです。
画面の使い方にいろいろな工夫が施され、色調の変化や、文字のレイアウトも、思う存分楽しむことができます。