粉って、小麦粉の七変化の紹介かと思っていましたが、もっと広く粉をとらえています。
確かに、一度粉にして作っているという意味では、生活に関する数多くのものが粉を利用しているんですね。
粉にすることで、食品の保存や運搬において工夫しやすくなり、その粉をひく方法も、工夫を重ね、どんどん労力を減らした画期的なものへと変化していきます。生活の中から文化が生まれ、それがどんどん進歩していくということが、粉ひとつとっても分かり、昔の人ってすごいな〜、こうやってみんなの努力で今があるんだなということを実感できる、素敵な絵本でした。