うぐいすの鳴き声を聞いたことがありますか?
春先は鳴くのが下手なうぐいすが多いんですよね。この紙芝居の主人公うぐいすのホーも初めは鳴くのが下手でした。
うぐいすが地面に降りるのが苦手な鳥だということは知りませんでした。
松成さんの絵で、描く場面はっきりとしていて、とても見やすいです。
この作品は春の神芝居としてよく使われますが、それだけでなく短いストーリーの中で、うぐいすの生態や日常を分かりやすく描いてくれています。
敵に襲われないように葉っぱが生い茂っている場所を見つけて寝ているホーの姿が可愛くて印象に残りました。
後半は春を感じさせてくれる桜がたくさん描かれています。
桜の花の蜜をついばむ鳥たちのおかげで、きれいな桜の花がパラシュートのように落ちてきていたんですね。
上を見上げて桜の花びらをつかもうとしている子どもたちが、サイコーに可愛かったです。