節分の頃には図書館で競争率が激しい作品ですが、今年は運良くタイムリーに入手しました。
泣き虫、おこりんぼ、ねぼすけの子どもたちが登場します。
みんな体の中に悪さするおにがいるから、
聞き手の子どもたちと「おにはーそと!」と唱和しておにを追い出すという趣向。
おには自分の体の中にもいる、という視点が面白いです。
明快な絵がいい感じです。
年齢的には幼稚園児くらいがいいかと思いますが、
脚本をシンプルにして、「おにはーそと!」という唱和を楽しむ、
というスタイルなら小さい子でも大丈夫だと思います。
私は小学校のおはなし会の余り時間のおまけとして使いました。
みんな大きな声で「おにはーそと!」と唱和してくれて、
節分を盛り上げるおはなし会となってよかったです。
さすが、小学生は絵の細かい描写にも気付いて突っ込みをしてくれました。