父さんにかさを届けるためにバスに乗ったかんたろう。
やってきたバスに乗っていたのは、ちょっと奇妙な仲間たち。
でもみんなの共通点が。
それは、初めて一人でバスに乗ったということでした。
どんな子どもも初めての一人バスは不安でいっぱい。
そんな気持ちがとてもよく表現されています。
お母さんと会ったときの、緊張の糸がほどけた瞬間、みんなこんなふうになるんじゃないかなと。
娘はまだそんな不安を感じることもなく、自分もひとりで乗りたいと、やる気満々でしたが。笑
そんな娘が気に入ったのはパンのまち。
おいしそうなたくさんのパンを目の前にして、指をさしてはこれは自分のものだとアピールしていました。
お話とは直接関係ない部分にも面白さが隠れています。
すみずみまでよく見て楽しんでほしい絵本です。