奥が深い絵本。
主人公のグレコリーはある朝ムシに変わっていた。
本人にとっては大変なことなのに、周りの家族や友達は誰も気付いてくれない。
唯一、親友のマイケルだけが驚き、悲しみ、共に悩んでくれた。
最後の最後に、お父さんやお母さんがムシに変身してしまったグレコリーに気付きます。
その時のグレコリートのやりとりは、とても身につまされる、奥深い内容です。
本当に伝えたかったことが、ラスト数ページに現されていると思います。
人間に戻ったグレコリーの顔が、最後までわからない所が、この本の遊び心ではないでしょうか。