大好きなアーノルド・ローベルさんの本です。この作者は「かえるくんとがまくん」シリーズで有名ですね。
主人公のぞうのこども《ぼく》の両親はある日船旅で嵐に会ってしまい帰ってこなかったのです。そこに現れたのが《おじさん》。
年取ったぞうの《おじさん》と《ぼく》の共同生活の様子が9つの短編で語られます。
とてもほのぼの、ときどきくすっと笑わされる味は、さすがアーノルド・ローベルさんですね。最後にはハッピーエンドが訪れるのですが、一抹のさみしさも・・・。深みのあるお話です。
同じ作者の他の本と同様、とてもお勧めです。