古いすぷーんをいつもピカピカに磨いて大事に使っているおばあさん。
ひとつの物を大事にする心が感じられ、そういう心を持つことの大切さを教えられます。
ある日、カラスに盗まれたおばあさんのすぷーん。
それを偶然みつけたねずみたちが、こわごわのぞき込んで実物と違ってうつる自分の姿におどろいたり、そりにしてやんちゃに遊ぶ姿が子供のようにかわいくて楽しませてくれます。
すぷーんのそりに乗ったねずみたちがついたところは、おばあさんの家。
戻ってきたすぷーんでねずみたちと一緒に楽しそうにスープを飲んでるおばあさんの顔と最初のページでひとり寂しげにスープを飲んでいたおばあさんの顔が対照的で、事件を起こしてくれたカラスに感謝かな?と思いました。