障害者の施設で働いている者としてはありがたい紙芝居です。
みんなと少し違っているひろし君は、なかなか思ったようにコミュニケーションを取ることが出来ません。
おうむ返しのように、同じ言葉を返してけれど、馬鹿にされている訳ではありません。
時々手を叩いたり、跳び跳ねたりするけれど、一生懸命に緊張をほぐそうとしているのかと思います。
音が苦手な癖に、急に大声を出したりするかも知れません。
この紙芝居のひろし君とは違う個性を持った人も多くいます。
でも理解することと、優しく接することで、決して忌み嫌うような存在ではないことが解ると思います。
自分には真似できない特技を持っていたりします。
障害と言うと、どうしても偏見、先入観が邪魔をして、彼らが暮らしにくい状況を作り上げてしまうように思います。
子どものところから、思いやりの心を育てていきたいと願います。