はじめは、なかなか受け入れられませんでした。
…というのは、絵の感じが、暗い森の中のようだからです。
でも、何度も読むにつれ、この白黒の絵が、読むほうの気持ちを静かに落ち着かせ、想像力を膨らませるように思いました。
森の中のお友達。
ただ、ついてくるのではなく、ライオンは髪をとかして、熊はセーターを着て…そういう行動にセンスを感じます。
かくれんぼをして、みんなを探し出す前に、帰らなくてはいけないというのも、子供にとっては「あれ?動物たちはどうなるの?」と思うようで、面白いのではないでしょうか?
読めば読むほど、面白くなる本です。