黒一色の絵が珍しく、暗い森の中のちょっと怖い雰囲気がよく出ていてとても印象的です。
黒だけですが動物たちの表情や様子などがとても丁寧に描かれています。
服を来たり食べたり遊んだりしている不思議な動物たちが妙に魅力的で、独特のリズム感のある文章がまた不思議な絵本の世界を作っています。
ほとんどの動物はしゃべるのですが、中には全然しゃべらない動物もいたり。不思議ワールドです。
ちょっとページ数が多いのですが、子供は最後まで聞き入っていました。「〜ぼくのさんぽについてきました」という繰り返しが心地よいのか、読み聞かせているとその部分だけ一緒に繰り返しています。
おだやかな気持ちになるので、寝る前の1冊にぴったりかも。
特に盛り上がりもないストーリーですが、子供の世界ってこんな感じなのかな〜とちょっとだけ子供の世界を垣間見れる1冊です。