勉強不足で、「スペシャルオリンピックス」というイベントを知りませんでした。
なんと!作者は、以前総理大臣の奥様です。ボランティア活動を長年なさっているそうです。
ダウン症のともこちゃんが大会に出場して、いろいろハプニングがあり、いつものように出来ない・・・。障がいがあっても、なくても、同じような経験は誰でもしていると思います。
『大会』の目的には、勝敗があるわけです。その勝敗の意味、価値観をどう捉えるかだと思うのですが、この大会では、観客の応援に意味があります。メダルの取得だけではないと思うのです。
その大会に携わった方だからこその絵本だと思いますが、後半、ともこちゃんのママや先生の存在がなくなっちゃうのが残念。