この本は、山下明生さんと角野栄子さんと斉藤洋さんの「ありがとう」をテーマにした短編が三作品入っているだけでなく、高畠純さんが絵をつけているというとても贅沢な企画本です。
「ハナちゃんとクモちゃん」は、ハナちゃんと雲の子どもクモちゃんとの交流が絵が描いていてとてもかわいいしキュートだと思いました。
「あるふゆのさむい日、バクは」は、バクが主人公で、所々でクスッと笑える感じが斉藤洋さんらしいなあっと思いました。
「もえるキリン」は、山下明生さんで、昔話の由来物を思わせるようなところに引き込まれました。
お話の感じはすべて違うのに、絵が高畠さん、テーマが同じとうことで、不思議と統一感があります。
「ありがとうのおはなし」もあり、そちらには、斉藤さんのバクの夏のお話があるようなので、ぜひ読んでみたいです。