私は、面白い絵本だなあと思ったのです。
力強くて特徴的な絵。
登場人物はみなちょっとびっくりしたような目をしていて、なんだか目が離せなくなります。
お話も、男の子が一人で汽車に乗っておじいちゃんの家に行くのだけれど、途中で羊をたくさんつれた羊飼いが乗ってくる…なんて摩訶不思議で面白い。
しかし読み終わったときの娘の反応は、「こわい…」とボソッと言って、片付けてしまうというもの。
過去にも「こわい」と言った絵本はいくつかありましたが(「かいじゅうたちのいるところ」「三びきのやぎのがらがらどん」など)、それらは「こわいけど、わくわくする」という感じだったので、ここまで娘の趣味に合わなかった絵本は珍しいです。
自分がけっこう面白いと思ったので残念だったのですが、好みがはっきり分かれる絵本なのかもしれません。