風で飛んで行ってしまったなおちゃんの大事なハンカチ。なおちゃんは必死で探します。
見つけた時そのハンカチは、のねずみのお母さんの“べんりちゃん”として使われていました。
ハンカチを返してほしいなおちゃんと、べんりちゃんを返したくないのねずみのお母さん。
どっちが「ないと困るか」を比べ始めます。
けど、なおちゃん、とうとう涙がこぼれ始めてしまいました。そしてのねずみのお母さんは、ハンカチを返す
ことにしたんだけど・・・
のねずみのおうちに行って、ハンカチを“べんりちゃん”として使うのねずみの子供たちを見ているうちに、
なおちゃんの中で何かがグンと成長したんですね。はじめはあんなに不安そうで、涙をこぼしたなおちゃんの
表情が、みるみるお姉さんになっていくのが印象的です。とっても微笑ましいお話です。