この本はすごいっ!立場が全く違う登場人物二人のセリフが、まるっきり同じ。でもちゃんとお互いの心理状態がよ〜くわかるのです。
さすが五味太郎さん!他の作家は絶対こんなことやらないでしょう。
少し前にテレビ絵本でやっていたのですが、その時も我が家の子ども達はテレビに釘付けで、ゲラゲラ笑いながら見てました。
最後までくると画面が巻き戻って、(確か)3回繰り返すという手法をとっていましたが、これがまた面白かったです。「もう二度とごめん!」と言ってたのに、結局わにさん、また虫歯になって来てしまったのね。おそらく永久にこの繰り返しは続くのでしょう。
絵も勿論楽しいのですが、言葉ってすごくおもしろいな、と再認識してしまう本なのです。