4歳3ヶ月の息子に読んでやりました。まだ4歳なので困るような嘘や隠し事はありませんが、そういうことで悩んでいるお子さんがいたら、お勧めの本かもしれません。ママから触らないでといわれた真珠のネックレスを触って壊してしまった女の子が、ママに隠し事と嘘をし始めたとたん、女の子にしか見えない小さなおばけが出てきます。ひとつの隠し事から始まり、嘘がだんだん増えていくので、その都度お化けが登場。そのおばけに悩まされ、最後にはママに告白。特にそのおばけがなにか悪さをするというわけではありませんが、いつもと違うし、邪魔されているのが気持ち悪いので、だんだん良心がとがめていくのでしょう。結局、嘘をつくとか隠し事をするとかって、実害がなくても良心との闘いになっていくので、それを早い段階で子供に「気持ち悪い」ということを教えてあげるのは大事かもしれず、こういった絵本で教えていくのはいいことかもしれないな、と思いました。息子も意図的に嘘をついているわけではありませんが、嘘をつくということがどういうことなのか、というのを教えていかないといけないと思っていたので、いい絵本に出会ったと思います。