あさのあつこさんの大ファンです♪
大人向け、子ども向け問わず、手当たり次第、読み漁ってます。
これは、青い鳥文庫の、テレパシー少女「蘭」事件ノートシリーズ4作目です。
「小学上級から」となっていて、漢字にはルビがふってあり、本好きの子なら、高学年でも読めると思います。
ただし、内容からすると、けっこう残酷シーンもあったり、中学生くらいからの方が理解できるかな?!
(NHK教育テレビでアニメも放映されてましたよね?!)
超能力を持った主人公「蘭」と「翠」が、BF「留衣」や兄「凛」とともに、不思議な事件に巻き込まれ、解決していくこのシリーズ。
今回の主人公は、「蘭」ではなく、「留衣」です!
しかも、タイトルにあるように、「時空」を超えて、何と!江戸時代に行ってしまうんです!
話すのが苦手で物静かな「留衣」には、蘭や翠のような「超能力」はありませんが、蘭を包み込む優しさ、物事を深く考える知性、蘭たちの力を消したり弱めたりする「不思議な力」があるのです!
そんな「留衣」のにわかファンの私(笑)♪
今回は彼の魅力がたっぷり味わえます。
それに、時代劇や時代小説は苦手な私ですが(だって、難しいんだもの。すぐ人を切るし・・・。汗)・・・あさのさんが、大人向けに書かれた小説「弥勒の月」と「夜叉桜」は、ものすごくおもしろかったです!(難しいし、人切るけど・・・!苦笑)この「時を超えるSOS」は、これらの「子ども向け」といった感じで、すんなり理解でき、それこそ時空を超えて夢中になってしまいます。
テレビ感覚で読み易いストーリーでありながら、友情や恋愛、人生の意味まで、深〜く考えさせらる物語です!
携帯小説ばかり読んでる、長女たち中学生世代に、ぜひ読んでほしいです。