写真絵本です。
ナチスによって迫害された「ホロコースト」時代のユダヤの子どもたちの白黒写真で構成されています。
本の最初に載っている作者の文を読むと、ここに乗せられている子どもたちの写真は、この絵本を作るために取られたものではなくて、
ユダヤ人迫害時の資料として集められた無名のものからまとめられたようです。
写真もはっきりとられているものばかりですし、文章は短く端的に記録のように書かれていて、その写真の状況がよく伝わってきました。
日本の子どもたちには「ホロコースト」について興味を持って調べたりすることは少ないかもしれませんが、
ほんの少し昔、世界でこういうことが行われていたのだ。
その時心や体に傷を負いながらも、今を生きている人たちがいるんのだ。ということを知る1つとして、ぜひ読んでみてもらいたいです。
小学校の高学年くらいからいかがでしょうか?