エリック・カール氏といわむらかずお氏の合作として、有名な絵本です。来日の際、トークショーで意気投合した2人は、一緒に絵本を作ることを約束し、それぞれ日本とアメリカで原稿をやりとりしながら絵本を完成させました。
エリック氏が描く男の子と動物たち、いわむら氏が描く女の子と動物たちが、真ん中のページで出会います。出会ってからは、みんなで混ざり合って、大好きな歌を歌いながら踊ります。真ん中のページはさらに開けるようになっていて、そこには、ちゃんと楽譜まであるのです。
日本語と英語が混ざり合った歌には、犬の鳴き声「ワンワンワン」と「Bow Wow Wow」
ねこの鳴き声「ニャオニャオニャオ」と「Meow Meow Meow」のように、日米それぞれ、二通りの鳴き声の歌を楽しむことができます。
「国境を越えて、人種を越えて、友達になろう!友達に会いに行こう!」と、この絵本が訴えているようです。実際にエリック氏といわむら氏は絵本を通じて、友達になれたわけですよね。
いつの日か、世界中の言語で翻訳された絵本ができたら。その1冊の絵本を通して、世界中の人たちが友達になれたら素敵なことだと思いました。この絵本は、その夢の掛け橋となった第一号だと思います。