自分が生きるために、なにかの命を食べていること。
それを、子どもたちに知ってほしいなと思うと、食物連鎖の話になってくると思います。
この絵本では、「草を草食動物が食べる。草食動物を肉食動物が食べる。だから、肉食動物は草を食べないけど、肉食動物にも草は必要」と書いてあり、そこは素晴らしいなと思いました。
ただ、食物連鎖には最後がある、という書き方には疑問が…確かに、食物連鎖には頂点がありますが、その頂点の肉食動物や人間が草に与えるものもあるはずです。(糞や死体が養分になるなど…)
生き物は持ちつ持たれつというところまで、言及してほしかったなと、少し残念に思いました。