朝です。お日さまが納屋をのぞいて起こしたのは、おんどり。
そのおんどりは、お隣のあひるを起こして、あひるはお隣の誰かさんを起こして…という風に、納屋で暮らす仲間たちが「起きて」のバトンをつないでいきます。そうして最後に起きたのは…なるほど。最後のページのオチも温かいです。
個性的で、少し大人っぽい絵ですが、明るく美しい色彩と、動物たちの優しい表情がとても良くて、子どもたちと一緒にゆっくり味わいたいと思いました。
小さなサイズも良いですが、絵を楽しみたいので、もうワンサイズ大きな版が出たらいいな、と思います。
手元に置きたい、一冊でした。